GitHub初心者ガイド ③ GitHubの基本操作
この章では、GitHubを使って「リポジトリを作成 → ファイルを追加 → コミットする」までの基本的な操作を解説します。まずはWeb画面から操作して、GitHubの仕組みに慣れていきましょう。
1. リポジトリを作成する
⚡ Web画面での手順
- GitHubにログイン
- 右上の [+] → [New repository]
- 以下を入力(例)
項目 | 設定例 |
---|---|
Repository name | test-repo |
Description | GitHub基本操作の練習用 |
Public / Private | Private でOK |
Initialize this repository with: | Add a README file をチェック (README.mdが作られる) |
- [Create repository]ボタンをクリック
▶ README.md は何のために?
- リポジトリトップに「概要」を表示するため
- GitHub上での最初のコミットが作られる
- Markdown形式で書けば見出しやリンクも使える
例)
# test-repo
GitHub基本操作の練習用リポジトリ
2. ファイルをアップロード
⚡ Web画面での手順
<> Code
タブでリポジトリを開く- ファイル一覧の上の「Add file」ボタン → [Upload files]
- ファイルをドラッグアンドドロップ
- 下に「Commit changes」の入力段(コミットメッセージ)が表示される
3. コミットメッセージの書き方
GitHubのコミットメッセージは、上下2段構成になっています:
項目 | 内容 | 使い方 |
上段 | タイトル | 短く「何をしたか」を書く |
下段 | 詳細説明 | 変更理由や補足を記述。空段でもOK |
例:
上段: TEST.txt を追加
下段: GitHub 操作練習用のファイルです
※ 日本語でも問題なく使えます
4. 変更履歴を確認する
<> Code
タブのファイル一覧の上に表示される:
horomuisoft-kagaya TEST.txt を追加 2 minutes ago 1 commit
→ 1 commit
というリンクをクリックすると、コミット履歴の一覧が表示されます
5. ファイルを編集して、再コミット
<> Code
のファイル一覧からTEST.txt
をクリック- 右上の「鉛筆アイコン」(「Edit this file」)をクリック ※ アイコンだけの表示になる場合あり
- 内容を変更 (例:文字を一行追加)
- 下部のコミット入力段に「TEST.txt を修正」などを記入
- [Commit changes]ボタンをクリック
注意:文字コードの扱いに注意
Windowsで作成したテキストファイル(SJIS)は GitHub のWeb画面で文字化けします.
- 表示が重要な場合は、事前に UTF-8 に変換
- 動作上は問題ないなら、GitHub上の文字化けは気にしない
- レガシーシステムや VB6 などでは、文字コードを変えてはいけない場合もあります
まとめ
操作 | 意味 |
リポジトリ作成 | プロジェクトの箱を作る |
README.md | 概要を表示するファイル |
ファイル追加 | 中身を設置 |
コミット | 変更を記録 |
commit リンク | 履歴を表示 |
内容編集 | Web上で再修正が可能 |
次回予告
次は、ローカルPC上でGitを使い、GitHubと連携する手順(clone、push など)を解説します。