GitHub初心者ガイド ① GitHubとは?
GitHubは何をするもの?
GitHub(ギットハブ)は、ソースコードを保存・共有・管理するためのWebサービスです。プログラマーだけでなく、ドキュメント作成やデザインファイルのバージョン管理にも使われています。
GitとGitHubの違い
用語 | 役割 | 一言で言うと |
---|---|---|
Git | バージョン管理システム | ローカルで履歴を記録・管理するツール |
GitHub | Gitを使うためのWebサービス | クラウドで共有・連携・チーム作業ができる場所 |
✔ Gitはローカル(自分のパソコン)で使う
✔ GitHubはクラウド(インターネット上)で使う
たとえば、WordやExcelの「上書き保存」では元に戻せませんが、Gitなら変更履歴をすべて記録できます。そしてGitHubに保存することで、チームのメンバーと共有・共同作業もできます。
GitHubでできること
GitHubは、以下のようなことに活用できます:
- ✅ ファイルやソースコードのバージョン管理
- ✅ 他の人と共同作業
- ✅ 自分の作ったプログラムや資料を公開・共有
- ✅ 履歴を確認・巻き戻しができる
- ✅ GitHub Copilot などのAI支援機能と連携可能(第6章で解説)
GitHubは無料?有料?
GitHubには無料プランと有料プランがあります。
個人で使う場合は、無料プランでほとんどの機能が利用可能です。
プラン | 内容 |
---|---|
無料プラン | パブリック/プライベートリポジトリが無制限、基本的な機能がすべて使える |
有料プラン(Proなど) | チーム管理・高度なレビュー・Copilot利用など一部の便利機能が追加される |
Copilotは有料ですが、GitHub自体は無料で十分学べます。
GitHubは日本語?英語?
GitHubの基本画面やメニューは英語です。
ただし、使い方を覚えてしまえば難しい単語は少なく、直感的なUIなので心配はいりません。
また、公式ヘルプや解説記事には日本語訳が用意されているものもあり、最近では日本語での学習リソースも充実しています。
英語が苦手でも、使いながら自然に慣れる人が多いです。
どんな人が使っている?
- エンジニア(個人開発・業務開発)
- デザイナー(画像・UIファイルの管理)
- ブロガー(Markdownで記事管理)
- 技術ライター(ドキュメントやチュートリアルの公開)
- 教育機関・講師(教材の共有・提出物管理)
最近では、プログラマーでなくてもGitHubを使うケースが増えています。
GitHubのイメージを簡単に言うと
- 「コード版のGoogleドライブ」
- 「プロジェクトのタイムマシン」
- 「ソースコードのSNS」
このようにたとえると、初学者にもイメージしやすいです。
次回予告:② GitHubを使う準備
次回はGitHubのアカウント作成、基本用語、Gitのインストール方法などを解説します。
まずはGitHubの「中身より外枠」を知るのが第一歩です。